500人キャパの施設で失敗しない音響設備と注意点

500人キャパの施設で失敗しない音響設備と注意点

ある程度大きな会場でのイベントを成功させるためには適切な音響システムが欠かせません。イベントの主催者は企画の段階から会場の選定やデザインの他に、音響設備の準備にも特に気を配る必要があるでしょう。そこで今回は500人キャパの中規模会場でイベントを行う際に必要となる音響設備について注意点も含めて説明します。

音響設備に必要な機材は?

イベントに欠かせない音響機材にはマイク、ミキサー、パワーアンプ、スピーカーがあり、これらにより構成されるシステムのことを「PAシステム」といいます。PAはPublic Address(公衆伝達)の略で、多くの人に音声を伝える音響機器や放送装置を指す言葉です。マイクは司会者や歌手、楽器演奏者が音声を入力するために使用するおなじみの機器です。ミキサーはマイクや他の楽器から入力された音声、あるいは他の音楽プレイヤーからの音声の質や音量を調節するための機器です。パワーアンプはミキサーで調節した音を大きくしてスピーカーに伝えるために使用します。スピーカーは音声を出力するための機器です。この他にミキサーとパワーアンプの機能を兼ね揃えたパワードミキサーという機器もあります。

500人キャパの施設ではどんな機器が必要?注意点は?

中規模のイベント施設で最低限必要となる機材としては、マイク、マイクスタンド、ミキサー、パワーアンプ、大型スピーカー、モニタースピーカーが挙げられます。イベントの内容にもよりますが、マイクとマイクスタンドは想定される使用人数に応じて必要十分な数を用意するようにしましょう。モニタースピーカーは出演者や演奏者が音声を確認するためのスピーカーです。ある程度大きな音量で音声を伝えなければならない会場では、観客に向けられたスピーカーのみでは出演者が音声を聞き取るのが難しくなるため、このように音声を確認するためのマスタースピーカーが必要となります。

一方注意が必要なのがパワーアンプの選び方です。一般にパワーアンプの出力はスピーカーの許容入力(PGMと表記される機器もあります)の0.8~1.25倍が目安と言われています。このバランスが悪いとスピーカーが壊れてしまう恐れがありますので、パワーアンプを選ぶ際は十分に注意しましょう。また用途によって必要なパワーアンプの出力も変わります。あくまでBGMを流すのみであれば観客1人に対し1Wが必要と言われていますが、音量・音圧が必要なロックライブやクラブイベントなどであれば観客1人に対し3Wが必要と言われています。このように音響機器は様々な使用条件を踏まえて選ぶ必要があり、またスピーカーの配置などにも専門知識が必要なため、中規模クラスの施設でPAシステムを構築する際はできる限り専門業者に依頼することをおすすめします。予算などの関係で外注するのが難しいようであれば、楽器店のスタッフなどにイベントの種類や会場のキャパを伝え、おすすめの機器や配置を聞いてみるのも一つの方法でしょう。

まとめ

小規模な会場や会議室などであれば比較的単純で済むPAシステムも、中規模施設でのイベントとなるとある程度の専門知識が必要となります。こうした場合はできれば専門知識のある人材が準備を担当するか、専門業者に外注する方が無難と言えるでしょう。とはいえ現代ではインターネットによる情報を容易に入手できますので、最低限アンプやスピーカーの選び方などは知っておくとよいかもしれません。