1000人は入れる会場で失敗しない音響設備と注意点

1000人は入れる会場で失敗しない音響設備と注意点

セミナーなどの講演会や年間の功績を労う社内イベント、文化祭や地域のお祭り、卒業式や株主総会など、1000人規模の人たちが集まってイベントをする際、必ず必要となるものに音響設備があります。この記事では、中~大規模でのイベントをおこなった場合、どういった音響設備が必要なのか、何を何台用意すると集まった人たちが音や声を聞きやすいのか、機材を取り扱う時の注意点についてご紹介します。

イベントを盛り上げるために必要不可欠な音響機材

中~大規模イベントを開催する際、準備として会場や音響設備の手配などが必要です。小さい規模でのイベントであれば、大掛かりな音響設備は必要ないこともあるかもしれませんが、会場に入るお客の人数が1,000人前後といった中~大規模なイベントの場合、会場全体に声を届けるためには、音響設備の手配は不可欠です。

準備したい機材は、歌やスピーチといった音源をひろうマイクやCDデッキ、音源から送られてきた信号を最適なバランスに調整するミキサー、ミキサーで調整された音を増幅させるアンプ、アンプで増幅させた信号を音声として出力するスピーカーといったものです。音は、音源を入力し、調整し、増幅させ、出力するというプロセスを経て、会場全体へ届く仕組みとなっているのです。会場に入っている人数や会場の広さに応じて、スピーカーの数を増やしたり、高い位置から音を響かせるなどの工夫をすることで、集まった人たちに聞きやすい音を届けることができます。こういった音響に関する機材のセットをPA(Public Address)機材と呼んでいます。

PA機材は、イベントの内容や規模に応じて調達をします。例えば参加者が300人から500人の中規模イベントの場合、マイク、マイクスタンド、ミキサー、パワーアンプ(出力1,000W以上)、大型スピーカー、モニタースピーカーの用意が必要です。モニタースピーカーとは、出演者が音声を確認するために必要なスピーカーです。中規模用機材を扱うためには、専門の知識が必要です。そのため、PA機材の貸し出しをしている会社では、機材と一緒に機材の取り扱いができる専門スタッフの派遣もおこなっています。オペレータースタッフの派遣額相場は、1名あたり1万円から1万5千円。規模の大きいイベントや、イベント開催までに時間があまりないような場合、オペレーターが2名以上必要であることは、覚えておくと良いでしょう。

1,000人規模のものや野外でのイベントまで対応できるPA機材は、アナログミキサー1台、メインスピーカー4台、サブウーハー4台、マイク10本、必要であればマイクスタンド、延長ケーブルなどです。メインスピーカーは、15,200Wを2台用意することで大音量でのイベントを行うことができます。セッティングにかかる時間は90分、パワードスピーカーはサイズが大きいため乗用車での運搬が不可能、貨物用の軽ボックス車で縦置きでギリギリのせることができ、搬送が可能です。機材をレンタルするだけでなくセッティングに必要な時間の段取りや機材搬送に何を使うかといった事前の確認も大切です。

PA機材は精密機械です。搬入、搬出時にどこかにぶつかって衝撃を与えると、壊れてしまうことがあります。また撤収する際は、電源を切る順番、配線を抜く順番が決められており、順番を間違えるとノイズが発生し壊れてしまうこともあります。PA機材の取り扱いには、細心の注意が必要なのです。

大規模イベントの音響はプロにお任せ

1,000人を超える大規模なイベントでは、会場の雰囲気や演出、心地よい音楽や声を届けることが大切です。会場の規模や人数、目的に合わせた音響のための必要機材の調達は、素人ではわかりかねるため、専門業者を利用することをおすすめします。機材の取り扱いに慣れたオペレーターが臨機応変に対応してくれるので、イベント主催者は、イベントを盛り上げることに専念できます。