大型施設で失敗しない音響設備と注意点

大型施設で失敗しない音響設備と注意点

大型施設を利用してコンサートを開催する場合に注意しなければいけないのは、使用する音響設備です。施設に最適なタイプの音響設備を使用することで、会場全体に良い音を届けることができます。必要になる機器や各種の注意点なども、あらかじめ知っておいた方が良い情報ですが、ここでは、大型施設で使用するのに最適な音響設備に関する情報について、詳しく紹介します。

大型施設で必要となる音響機器と注意すべきこと

大型施設でイベントを開催する時に必要となる音響設備としてあげられるのは、音声を入力するための機器と、出力するための機器です。音声を入力するために使用されるのはマイクで、マイクの種類によって性能に違いがあります。集音できる方向が一つの方向に限られているタイプのものや、複数の方向から集音できるタイプのものがそれぞれあります。大型施設で使用する場合には、できるだけはっきりと音を拾えるタイプのマイクを選んだ方が最適で、開催するイベントの内容によっても必要となるマイクの本数は違ってきます。

ステージの上でマイクを使用する人の数が限られている場合には、出演者の分だけマイクを用意しておけば良いですが、コンサートなどで楽器を演奏する場合には、さらに多くのマイクが必要になります。楽器によっては音を集めるために複数のマイクが必要になる場合もあり、小規模のバンドでも10本以上のマイクが必要となる場合が多いです。

マイクで集められた音を会場に流すのがスピーカーですが、スペースの広い大型施設全体に音を届かせるためには、設置するスピーカーの数も多くする必要があります。会場の前方にメインとなるスピーカーを設置することが多いですが、会場が広い場合には前方のスピーカーだけでは不十分な場合があります。大型施設の場合には、会場の中央にもスピーカーを設置することがあり、スピーカーを複数の場所に設置することで、会場の奥にいる観客にもしっかりと音を届けることができます。

大型施設で会場の中央にスピーカーを設置する時に注意しなければいけないのは、音の出るタイミングです。会場の前方に設置されているスピーカーと同じタイミングで音を流すと、聞いている人が違和感を感じることがあります。これは、音が伝わる時間が異なっていることが原因となっていて、前方のスピーカーから流れてくる音の方が、後ろの方にいる観客に伝わるまでの時間が長くなります。そのために前方のスピーカーの音と、後方のスピーカーの音を一緒に聞くと微妙なずれが生じてしまうのですが、後方に設置されているスピーカーの音を出すタイミングを少し遅めにすることで、前方のスピーカーから流れてくる音とシンクロさせることができます。

大型施設でも音をクリアに届けることができる音響設備

大型施設で必要となる音響設備について紹介してきましたが、良い音を会場全体に届けるためには、マイクとスピーカーの数を十分に確保する必要があります。大型施設の場合には会場のどこにスピーカーを設置するかでも観客の聞きやすさが違ってきます。十分な量の音響機器を会場内の適切な場所に配置して、広い会場内の全ての観客が楽しめる音響設備を作り上げてください。